技術と工法

クリーンバック工法

クリーンバック工法とは

クリーンバック工法の注入材は長時間安定した流動性がある特殊固化材のミルク(A液)と透明な粘調液(B液)から成ります。注入施工ではこのA・B液を地上よりポンプにて圧送しグラウトホール手前で特殊2重管によりA・B液を比率1:0.08~0.10ほどの割合にて混合する事で数秒で液体がゲル化します。その可塑状ゲルは15~60分間可塑状にて保持し、ポンプ圧にて連続圧入する事により、地下水に希釈される事なくテールボイドをすみずみ迄充填します。その後ゲルはすみやかに強度を発現し、1~3時間にて0.02~0.3N/㎟程度の強度となり早期に地盤を安定させます

特徴

  1. 可塑状の特性を持ち掘進と同時の注入が可能です
    クリーンバック注入材は、A液とB液を混合後、固化材の成分と急硬剤によりゲル化した可塑状ゲルは水の希釈に強く、ポンプ圧をかければ流動化し、静止すれば固結状となる特性を持ち一定時間(可塑状保持時間内)の注入が可能です。水が多く、限られた注入範囲のみを完全に充填する必要のあるシールドのテールボイドの注入に最適です。
  2. 早期強度を発現し、地山を早期に安定させます
    クリーンバック注入材はテールボイドに注入後早期に地山相当の強度を発現します。地山、施工状況に応じて必要な強度を配合調整することで様々な状況に対応することが可能です。
  3. 透水係数が低く止水効果に優れています
    クリーンバック注入材は、従来より多く用いられてきた裏込材料と比べ透水係数が低く、シールド内への地下水の止水に優れています。
  4. 長期強度が安定しています
    クリーンバック注入材は特殊固化材の効果にて長期にわたり安定した強度を維持します。
  5. A液の長期間の保存が可能です
    クリーンバック注入材A液は安定剤・助材の効果により適度な流動性を保ちながら5~7日は硬化を起こしません。
  6. ポンプによる長距離圧送ができます
    クリーンバック注入材のA液はスラリー状ですが材料の分離や沈殿が少なく、圧送に良好な流動性を長時間保つことができます。また、B液も低粘度な液体であり 両材料ともに、長距離をポンプにて圧送する事が必要な特性を持ちます。

全体フロー図

全自動作液プラント

全自動作液プラントは上部に18㎥ 2槽式サイロを装備し、下部ユニットにミキサー・アジテーター及び自動制御盤の作液ユニットと、水タンク・安定剤・急硬剤の各タンク、水・安定剤ポンプを内蔵する作液プラントシステムです。また、このユニットはA・B液の注入ポンプ、制御盤を下部ユニットに装備します。

試験動画